認知症行方不明者が過去最多に、広まる見守り機器の需要

2024年7月8日

高齢化社会、いや超高齢化社会という表現の方がしっくりくるかもしれない。私たちが暮らす日本はいよいよ超高齢化社会の第一歩を踏み出す時が近づいてきています。超高齢化社会と直接関係性があるかは『???』ですが、11年連続で認知症の行方不明者が増えている事を警察庁が発表しました。

警察に届け出があった認知症の行方不明者は延べ19039人。(昨年より330人増)届け出が最も多かった都道府県は兵庫県で2094人。続いて大阪府が2016人、埼玉県1912人、神奈川1843人、愛知1577人、東京1214人。

これらの認知症行方不明者の早期発見としてGPS端末の貸与が広がっており、GPSがきっかけで発見された人は、昨年下半期だけで計71人に上ったとの事です。行方不明者の約7割は当日中に所在が確認されていますが、一カ月以上所在がわかるまでにかかった人は39人いました。死者は前年以前の届け出分も含めて553人でした。

弊社パートナー企業でアーバン警備保障株式会社様(以下、アーバンテック社)はこの問題解決として、約10年前より見守りGPS装置の福祉レンタル販売事業を立ち上げました。

サービス提供当初は、、、『GPS装置?何それ、必要ないでしょ?』スマートフォンの普及が約5割だった10年前はGPSの認識もまだまだ広まっていませんでした。しなしながら地道な活動を継続し、現在では年間数千台をレンタルするサービスとして発展を遂げました。長年培ってきた経験、利用者さんの声、ケアマネージャーさんの声をたくさん聞いて『操作は簡単に!精度良い位置情報をユーザー様に知らせる。』このスローガンを上げて日々活動を行ってきました。認知症の行方不明者の問題はTVニュースTBS系 THE TIME(2024年7月5日放送分)でも取り上げられ、対応策のGPS装置としてアーバンテック社のITSUMO3が紹介されました。

GPS装置があれば平気という簡単な事ではなく、一番大事なのは周りの家族の協力!っとアーバンテック社 広報 辻さんは話します。『見守り機器は便利ですが認知症に対する家族の理解、どうしたら良いか考える事が一番重要です。』ご家族もしくは大切な方で徘徊する傾向がいらっしゃる方は、アーバンテック社 iTSUMO3を検討するのも選択肢としてぜひご検討ください。

アーバンテック社では徘徊して行方がわからなくなった後に、少しでも早く見つける手法としてGPS装置を提供していますが、『そもそも徘徊(家を出たら知らせる)を事前に防ぐ事が出来ないか?』を考え、多くの見守り機器リサーチを行いました。その結果、弊社が取り扱いをしているAIセンサー センティネアにたどり着きました。

AIセンサーについて期間でいうと約1年半ほど、打合せ回数で数十回打合せ、検証を行ってきました。そして2024年4月からアーバンテック社の取り扱いラインナップとして『iTSUMOアイ』という名前で、正式に徘徊検知機器として貸出サービスを開始致しました。iTSUMOアイは貸与マークも取得しており、多くの自治体で補助金対象として費用負担を少なくレンタルできる徘徊検知機器としても登録されています。

○徘徊を事前に防ぐ⇒iTSUMOアイ
○徘徊してしまった後、早く見つける⇒iTSUMO3

アーバンテック社と弊社はこのラインナップをより多くのユーザー様に提供を行い、これから迎える超高齢化社会の手助けとなるサービスを更に加速して提供して参ります。

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