介護施設、在宅介護において切れ目の見守りをするため、IoT技術の導入

2022年1月14日

コロナ禍の第6波の影響か、今更のように介護施設、在宅介護において切れ目 の見守りをするため、IoT技術の導入と言う文言が最近のメディアのNEWSで散見されます。まさに岸田首相もよくそういう事を口にされている様です。弊社は非接触バイタルセンサーの販売を始めて9年目になりますが、今更の様にそう言う文言を目にするのは驚きです。理由は言葉だけで中身がないからです。センサーは現場ではもう当たり前です。今必要なのは縦割りの仕組みをIoTの力で横に展開することだと思います。

IoT技術とは多分センサー&クラウドサーバーの事だと思いますが、ローカルでそう言うセンサーをいくら並べても、その情報をより多くの関係部署が共有し行 動する仕組みが無いと意味がないです。具体的に言えばクラウドサーバーにデータを上げて、それを在宅の見守りで言えば、

1医師、
2ヘルパー、
3行政、
4コールセンター、
5駆けつけ会社等
の5つの部署が情報を共有する仕組みが大事だと思います。

例えば東京で働く40台の男性が、北海道の一人暮らしの父親の見守りをクラウド サーバーを使ったサービスを使いだしたとします。この場合現状では緊急時はその息子さんがアラートメール(通報)を受け取ると ころで終わります。これでは仕事があるのに当人が東京から北海道まですぐに行けるかと言えばまず 無理だと思います。現状ではここで終わっています。

ここからが大事で、この5年間殆ど変化はありません。ただコロナ禍でオンライン診療が始まり、オンライン看取りも法律的に認められ ています。コロナ禍のお陰で時代が変わりつつある様です。岸田内閣も現状8割のご老人が病院で亡くなるのをご自宅で亡くなる様な形に持っ行くと仰っています。ご家族もそれを望んでいると思います。是非心あるSI会社様、駆けつけ会社様等が連携して上記の1~5を横にまとめ上 げる仕組みを作って頂けるのを願って已みません。失礼ながら行政(市町村)に頼っていては10年経っても実現できません。

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