2021年6月30日
弊社CO2センサー(SC-302)はビニールハウス・施設園芸向けの温度、湿度、CO2測定機として高知県庁様をはじめ、農業Iotサービス企業様とも約1年以上、共同開発を行い運用開始致しました。ビニールハウス内でセンサーを設置するにあたり今回は通風筒の作り方をご紹介させて頂きます。
CO2センサーをそのままビニールハウス内に設置してしまうと、直射日光・土からの反射熱がセンサーに直接あたり、耐久性温度を超えて壊れてしまいます。その為ビニールハウスで温度、湿度、CO2センサーを設置する際は、熱・水・空気循環を作る為に通風筒と呼ばれるモノに入れる必要があります。通風筒にはファンもついており、空気循環をさせデータ測定を行います。水が直接かからない為の役割も担ってますね。
そんな通風筒ですがメーカー販売している商品はなかなか高価なのです。。。
これでは農業のIot化が進まない!と考え、身近なモノで通風筒に変わるモノが作れないかと考えました。その結果、、、木箱もしくは百均などで販売しているプラスチックケースでも問題なくセンサーが動くモノを作れる事がわかりました。木箱で作る通風筒に関しては専用ページに掲載してますのでそちらをご確認ください。農家様、自治体農業関連様は是非ご参考ください!
では早速作り方に、まず用意するモノは・・・
(1)プラスチック容器(百均で販売されているモノ、CO2センサーが入る大きさ)
¥100-300
(2)電動ファン(Amazonや楽天などECサイトで販売されているモノ)
¥1500
(3)吊るし針金(ECサイト、100均などでもあるかも?)
¥100-300
あと必要なモノは工具類のみです、
たった3つを用意するだけで簡単に作れちゃいます。
総額¥2,000円程です!!
(1)
プラスチック容器を縦にし、容器上部分に針金を吊るす穴をキリであけます。容器下部分にもセンサーの電源コード、ファン電源コードが通る程度の穴をあけます。キリで4点穴をあけハサミなどで切ります。
(2)
プラスチック容器の側面にファンの形に沿った大きさで穴をあけます。(1)同様にきりで数カ所穴をあけてハサミで切り抜けます。切り抜きが出来たらファンを取り付けます。
作業後、ファンの電源を入れちゃんとファンが回っているかを確認します。
メーカー販売されている通風筒と比べるとちゃっちいですが、直射日光も防ぎ、上部下部に空気穴がありファンによって箱内の空気循環もされ、データ測定問題なく行なえます。
また色々な情報発信をしていきますので、ビニールハウスでの温度・湿度、またはCO2濃度測定に関してご興味ある方は、定期的にHPニュースをご確認ください。