弊社、非接触バイタルセンサーで感知できる脈・呼吸・体動の時系列活動量データの使い方

2024年1月18日

バイタルセンサーと聞いて連想するのが、まず脈数と呼吸数の感知だと思います。しかし弊社の非接触バイタルセンサーではセンサー内部で
(1)その脈数と呼吸数の計算(あくまでも参考値)
(2)脈・呼吸・体動の有る無しの判定(フラグ「1」か「0」で出力)
(3)脈・呼吸・体動の強さ(活動量)を計算
を感知・内部処理し外部サーバに出力可能です。

ここで一番情報量があり、有効なのは(3)の脈・呼吸・体動の強さ(活動量)です。
これは時系列データとして非常に有効で、対象の方のバイタルの強さの偏移が分かります。

その意味するところは、例として添付の介護施設の一人部屋の中の入居者の活動量(この場合は呼吸と体動)グラフを見て頂くと分かり易いのです。まず就寝しているとか、起きて部屋の中を動き回っているとか、部屋のソファーか何かでじっとしているとかが分かります。またその山の高さの高低でそれぞれの強さか分かります。

もっと具体的には、目安として縦軸で40000と言う数字がありますが、それを下回ると就寝しているとか、ソファーか何かで安静にしているとかが想定できます。下の横軸が時間ですが、このグラフはまるまる1日間(昼の12時から翌日の12時まで)のデータとなります。23:13頃から翌8:15が就寝の状態になりますが、その山の高さは40000を切っていると思います。鋭い突起でその40000を飛ぶ抜けているものがありますが、その意味するところは寝返りとかトイレタイムです。就寝中に45000位を閾値にしてそれを飛びぬけるデータの回数をカウントすると、そのタイミングと回数で、安眠しているとか眠れていないとかが分かります。また全般の山の高さの意味するところは、大体33000~66536の間で振れますが、時がたつにつれ山が低くなってくると”元気がない””弱っている”ことを感知できます。またその傾向がフラットであれば通常状態、増えてくるのであれば、活動量がアップして来ていいることを想定できます。

これは丸一日のデータですが、1週間とかのグラフにして時系列データをみると山の高さの増減により、もっと顕著にQOLの高低を予想できます。ご参考にしてください。

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