非接触バイタルセンサーの活動量の時系列データについて

2024年11月7日

波形表示アプリVR-BBの画面によるセンサー出力説明

脈・呼吸・体動波形

非接触バイタルセンサーに関し、脈数・呼吸数の感知は当たり前と思われますが、弊社のセンサーには他社製と比べ大きな違いがありますのでそのご説明をします。

それは脈、呼吸の強さを表す”活動量”で、添付のグラフの右側の赤い丸のところの現在値(活動量)がそれになります。その意味するところは左側のグラフの波形の縦方向の振れを表します。グラフの一番上は脈(真ん中は呼吸、一番下は体動=脈・呼吸の元データ)となりますが、何も感知しなければ波形は横方向に直線となり、脈を感知するとご覧の様な波形となり振れてきます。数値的には縦方向に約33000~65536の間を振れます(ちょっと分かりずらいですが何もないゼロの状態の数値が33000です)。

つまり脈がない状態は約33000で横方向に直線状になりますが、脈を感知しますとその強さにより約33000~65536の間で振れだします。また1分間の波の数をカウントするとそれが1分間の脈数となります。特に、この現在値(活動量)を時系列で記録し分析すると、

  1. ある時間、離床している(トイレタイム?)
  2. ある時間、着床している
  3. 就寝中、寝返りをしている(寝返りの回数)
  4. あるタイミングで脈は有るけど呼吸が無い期間がある(無呼吸症候群)
  5. 独居老人がだんだん弱ってきている(脈、呼吸の現在値=活動量の数値が減ってきている=1週間前に比べて数値が減ってきている)
  6. ある時間に〇くなった(脈・呼吸・体動の数値がゼロ(約33000)で推移している

等が分かりますが、時系列データで分析すると、状況のエビデンスになったり色々なことが分かってきますので、在宅での見守りにお勧めです。
是非ご検討下さい。

ある介護施設の一人部屋のいる方の呼吸と体動の現在値(=活動量)をCSV出力した毎秒の値で、excelでグラフ化した資料も添付します。ご参考にしてください。

Translate »