在宅の見守り

2024年9月19日

非接触バイタルセンサーの特徴

前に一度NEWSに掲載していますが、2019年暮れからのコロナ禍の初期にヨーロッパのルクセンブルグに住む日本人の女性(Aさん)に関するお話です。

Aさんのお父様は福岡県に一人暮らしされています。コロナ禍のこともあり病気がちのお父様が心配で、Aさんは日本に帰ろうとしていましたが、当時はルクセンブルグから日本への渡航は禁止されており、日本も海外からの入国は規制していました。

当時、お父様宅では自分でボタンを押す緊急通報システムは設置がありましたが、なにか緊急の事態が起きた時は自分でボタンを押すことは実際不可能に近く、何とかせねばと心配されていました。そこで弊社の非接触バイタルセンサーの事をネットで知り、メールで問い合わせをされてきました。

早速福岡県で見守りシステムを展開している仲間の会社の社長に相談したところ、二つ返事でやりましょうという事になり、その社長を直接Aさんに紹介しました。その結果弊社のルームセンサーを3台をお父様宅のベッドルーム、トイレ、居間に設置し、感知したバイタルデータをクラウドに上げ、それをAさんが毎日ルクセンブルグからスマホを使って見て安否確認する形となりました。また緊急時にはプッシュ通知を出来る形になっています。ここで在宅の見守りで必ず問題になる、緊急通報は親族のみに通知となってしまい、その先の情報の共有化がなかなか難しいのが現状です。

なんで情報共有する仕組みが作れないのか不思議で、これはこの10年間でも全く進展していない問題です。具体的には、行政、医師、ヘルパー、コールセンター、駆けつけの連携が必要で、これの音頭をとるところが無いのが現状です(今となってはデジタル的に情報の共有はすぐにでもできると思いますが、、)。このAさんの場合は幸運にも、福岡県で知り合いの方が訪看をやっておられ、なにかあった場合はAさんが連絡すればお父様宅に行ってくれる体制になっている様です。これは4年経過しても、今現在継続中で、非常に感銘を受けています。

皆様もご参考にしてください。
これが日本国内としても、行政を含んだ情報の共有化はやろうと思えはすぐにでも出来る事です!!

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