2024年7月10日
2024年は6年ぶりの保険点数改定の年とのことで、特に医療DX、質の高い在宅医療の実現等は重要な項目となっている様です。オンライン医療、かかりつけ医機能等期待の持てる項目も追加になっている様です。興味のある方は”保険点数改定2024”でググッてみて下さい。色々出てきます。弊社の非接触バイタルセンサー(見守りセンサー)も活躍できる場面が色々出てきそうです。以下はnetからの引用ですが、ご参考にしてください。
高齢化等の背景から医療需要が増加している一方で、医療分野における人材確保が足りておらず、将来においても、人口構造の変化に伴う支え手不足が懸念されています。こうした情勢より、医療従事者の人材確保のための取り組みは急いで行う必要があるといえるでしょう。
医療の質と安全性を担保するためにも、医師等が健康的に働き続けることのできる環境を整備することも重要です。医師の働き方改革が2024年4月に迫るなか、持続可能な医療提供体制を維持していくことが求められています。また、業務の効率化に資するICTの利活用の推進も掲げています。
2024年には、返戻されたレセプトの再申請について、すべてオンライン上での申請に統一し、紙での返戻を廃止することを目指して対応を進めており、業務効率化は、引き続き対応が求められているといえるでしょう。
かねてより団塊の世代が全員75歳以上となる2025年に向けて、医療機能の分化や連携などが進められてきましたが、今後も質の高い医療を提供することができるよう、継続的に行うことが求められています。具体的な方向性の例として挙げられているのは、以下のような点があります。
医療DXは、診察や治療で得た情報やデータを活用し、業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えることと定義されています。これまでも質の高い医療の提供を提供すること、感染症などが起こった際にも迅速な対応ができるよう、医療DXが進められてきました。
2023年より運用が行われているオンライン資格確認や電子処方箋のシステム導入により、医療情報を有効的に活用していくことは、適切な医療を提供することにもつながります。
住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築実現に向け、これまでも取り組みが行われてきました。また、今後見込まれている高齢者の増加に伴い、必要とする人に適切な医療を提供するには、医療機関の機能分化が求められます。つまり、基幹病院とクリニック、介護施設など連携を図ることが重要であるといえます。
医療費削減のため、ADLの低下等の防止が求められています。したがって、リハビリや栄養管理等によって、重症化を未然に防止することを評価しており、今後も推進していくとしています。
つけ医の機能を強化していくとともに、外部からの評価についても進めていき、紹介状についても算定を整理していきます。生活習慣病と糖尿病などから診療報酬を算定しやすくしていき、また診療情報提供書についても新しい算定項目が設けられます。
かかりつけ医機能=地域包括診療加算を有する医療機関からの紹介を評価するなど、病院と診療所の連携をさらに推進させる見込みです。オンライン診療での服薬指導、不妊治療の保険適用など、患者さんからのニーズに合わせた診療を評価していく方針です。
今回の改定においても、かかりつけ医機能は引き続き評価したうえで、地域の介護従事者と顔の見える関係を構築することで、連携を図ることを推進するとしています。
近年は、「住み慣れた自宅で最期を過ごしたい」、「できるだけ家族と長く一緒に過ごしたい」と、在宅診療を希望する患者様も増えてきました。高齢化に伴い、今後はより在宅医療・訪問診療のニーズが高まることが想定されており、質の高い医療を提供できる体制を確保することが求められています。